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「レイちゃん！ レイちゃ〜ん！ 起きて〜！ 朝だぞ〜！」 扉の外から火乃木の声が聞こえる。 おいおい勘弁してくれよ……。俺昨日寝たの４時だぜ？ 午前４時！ 頼むから寝かせてくれ……。 そう思いながらもこの時点で目を覚ましているのは体内時計がしっかりいつもの起床時間に反応している証拠だろうか？ 「もう！ 勝手に入っちゃうんだからね！」 どうやってだよ……。俺の部屋はかっちり鍵をかけてあるぜ？ 合鍵でもない限り入れるわけが……。 そう思ったとき。どういうわけか俺の部屋の扉が何の抵抗もなく開いた。 「レイちゃ〜ん？ 起きてる？」 なんでだよ？ なんであいつ鍵持ってるんだよ？ ってか鍵を開ける音がしなかったってことは既に鍵は開いてた？ 色々思考をめぐらせるが、声なんか出す気になれない。完全に寝不足だし、喉だって渇いているし……。 今声だしたらガラガラ声になること必至だ。 あ〜これからあいつに起こされるのか……。もう少し眠らせてほしい。まだ起きたくない。今起きたら歩いているうちに頭痛が起きることが予想できる。って言うかほぼ確実になりそうな気がする。だいたい今何時だよ。 「朝ごはん……ここに置いておくよ？」 あれ？ 起こそうとしない？ だって火乃木だよ？ いつも７時頃には必ず俺を起こそうとする火乃木が俺を起こそうとしない？ 「相当……疲れてるんだね……」 「……」 俺はその言葉に応えない。だってまぶたが重くて目なんか開けていられない。 「昨日は遅くまで頑張って調査してたんだもんね……」 「……」 「そんな日くらい寝かせてあげてもいいよね……」 穏やかな言い方。その言葉に、火乃木の優しさを感じた。 「お休み。レイちゃん」 火乃木が俺の部屋から出て行こうとする。 そんな風に言われたら申し訳なく感じちまう。 「待てよ。火乃木」 俺はどうにか目を開けて体を起こし、火乃木を見た。火乃木の格好は今日もブリリアントブルーの法衣だ。すっかり似合ってる。 「れ、レイちゃん？」 火乃木は驚いたような表情で俺を見た。いや、実際驚いているのだろう。 「そんなに驚くこともないと思うんだが……」 「え？ いや、だって。すっかり寝てると思ってたんだもん……」 「少しだけ意識はあっただけだよ。ただ、まだかなり眠い……」 「それじゃあ、きちんと寝たほうがいいよ。ボクなんかに構わずにさ」 「別にお前のために起きたわけじゃない。俺が勝手に起きただけだ」 「そう？」 「そう」 退出しようとしていた火乃木は俺のその言葉を聞くと嬉しいような心配するような複雑な表情をした。 「それに今後のことを色々話しておきたいしな。まあ、すわれよ」 言われて火乃木は俺のベッドに腰掛ける。そしてすぐに質問してきた。 「昨日はどうだった？」 おそらく俺の調査状況……というより昨日俺が巡回した結果のことを話しているのだろう。それくらいは容易に想像がついた。 「昨日見た限りでは特に何もなかった。怪しい人影もなかったし、何者かが大聖堂内の部屋を荒らしたと言う形跡も特になかった」 「って言うことは昨日は現れなかったってことなのかな？」 「そう考えるのが自然だと思う。もっとも……」 「……？」 「ライカさんが犯人でないとしたらの話だがな」 「昨日、ライカさんと行動したの？」 「ああ、俺も大聖堂内で何が起こっているのか、どんな奴が侵入してくるのかが気になってな。大聖堂内に入った直後にライカさんに出会ったんだ」 「うん」 「その後一緒に一時間ほど大聖堂内を見て回って、ライカさんが大聖堂内の巡回を終えると同時に、ライカさんと交代で入ってきたエルマの騎士と一緒に大聖堂内を回る。その人の大聖堂内巡回の時間が終わったらまた別のエルマの騎士と交代して一緒に巡回して……。って言うことを、侵入者が現れるとされる一時から四時頃まで、ずっと続けてたんだ。だけど、その間に侵入者らしき人間は現れなかった。つまり……」 「ライカさんが犯人ならレイちゃんと一緒に行動している間に事を起こすことが出来ないって言うことだね？」 「その通り。何せずっと俺が大聖堂内にいたんだ。俺の目を盗んで今までこのエルマ神殿内で起きていた事件と同列のことを行うなんて不可能だ」 エルマ神殿内で起こっている事件。大聖堂から繋がるいくつもの部屋を荒らすこと。なんの目的でそんなことをしているのかは分からないが、テラスから石造が落とされるとか、整理整頓されていた部屋の中を荒らしまくると言う行動。 「仮に侵入者がいるとしたら、大聖堂内に入るために俺と、俺と一緒に行動しているエルマの騎士。そして大聖堂の外で見張りをしていた二人のエルマの騎士にその姿を見せることになる。そんな中誰にも悟られることなく大聖堂に入り、かつ部屋を荒らして回るなんて、出来るわけがない」 「そうだよね」 「だから……ライカさんが怪しいと言うことになる」 もちろん可能性として存在するだけのことだが。 「なあ、火乃木、お前さっきまで朝食食べてたんだろ？」 「え？ うん。そうだけど。それがどうかしたの？」 「そのときはライカさんの様子……どうだった？ または何か変わった臭いを感じたとか」 「ごめん、レイちゃん。ライカさん、朝食のとき見てないんだ。警備やってる人だからレイちゃんみたいにまだ寝てるんじゃないかな？」 「あ、そうか」 考えてみればそれもそうか。警備部だって徹夜で警備してるってわけでもないだろうし。まあ時間帯を変えて交代で寝ているってことも考えられるが。 「とりあえず、今分かっているのは、ライカさんが犯人である可能性がわずかばかり存在することだけだ」 「なかなか難しいね。それだけで調査するのは」 「ああ、ライカさんのことをずっと見張ってるわけにもいかないからな」 「とりあえず、調査を進めてみるしかないよね」 「ああ」 「じゃあ、午前中はボクなりに動いてみるよ。レイちゃんはゆっくり寝てて」 「え？ いや、そういうわけにも……」 「ダメだよ！」 珍しく（いや珍しくないか）火乃木が強気で言う。 「レイちゃんは昨日まで頑張ったんだから、少しはお休みしてなくちゃだめだよ！ 寝ている間の調査はボクがやるから！」 「そ、そうか？」 「そうだよ！ レイちゃんはちゃんと寝て疲れをとらなきゃ！」 火乃木なりに俺の体調のことを気遣ってくれているのか。 ああ、そうだよ。火乃木の奴、普段はしっかり起こすけど、俺の状況がわかっているなら無理に起こそうとしたことなんか一度もない。 なんだって無意識のうちに起こされるのがやだ〜なんて思っちまったんだかな。 「ほら、朝ごはんだってちゃんとあるよ。しっかり食べなきゃ」 「ああ、そうする」 火乃木は持ってきた朝食の盆の上に乗せられているフォークに手を伸ばす。そしてそのフォークで朝食のおかずの一つ、ウインナーソーセージを突き刺して……。 「はい、あ〜ん」 俺の口元までそれを運んできた。 「え!? いやいや！ 自分で食えるって！ 流石にそこまで疲れてねえぞ！」 「いいじゃないのさぁ、こういうときくらいボクに頼ってくれたってさ」 「ば、バカ。俺が恥ずかしいっつーの！」 「バカじゃないよ。それに、ボクは恥ずかしくないよ」 「あ、あのな〜」 「誰も見てないんだからさ。ほら、口あけて」 火乃木のまっすぐな瞳が、俺をじっと見つめる。吸い込まれそうなほど純粋で、邪気のない穏やかな笑顔。 悪意も邪気も何もないから無理に反発もできない。 「そんなに……嫌かな？」 火乃木の表情が曇る。少し、いやかなり残念そうだ。 あ〜もう！ 俺は仕方なく（いいか!? 仕方なくだぞ!? あくまでも！）口をあけて、ウインナーソーセージを口に入れた。口の中にウインナーソーセージのスパイスの味が広がっていく。 「あはは！ 食べてくれたね」 今度は嬉しそうに笑う。あ〜もう！ そんな幸せそうな顔すんな！ 無碍《むげ》にできんだろうが！ 「じゃあ、次はこれだよ」 次に火乃木は食パンを丁寧に千切って、それをミルクに少しだけ浸してから俺の口元まで運んでくる。 水気がない状態でウインナーソーセージとパンを食べると口の中がパサパサする。ミルクに少しだけ浸したのはその辺りの配慮なのだろう。 もう抵抗する気も起きなくて、俺は素直にそれを口にした。 食事が終わってから俺は再び布団にもぐり、火乃木は俺が食べた食器を片付けるために退室した。 で、しばらく眠って３時間ほど経った頃に、俺は再び目を覚ました。 時間は10時過ぎ。午前４時に寝て間を挟んで約７時間の睡眠だ。まあ、これくらい寝れば十分だろう。 俺は布団から起きて、思いっきり伸びをする。 「う〜ん……っと！」 十分な睡眠のおかげで俺の頭はいつも以上にクリアだ。気分がいい。 さて、火乃木は自分独自に調査をすると言っていたが、具体的に何をするのかについては聞いてない。つまり、今俺は火乃木がどこにいて、何をしているのかをよく知らないと言うことだ。 けどまあ、とりあえずは歯を磨いて身だしなみを整えることが先決だろう。 ベッドから降りて顔を洗い、歯を磨く。そして、着るもんを整えて、俺は自分の部屋からでて、エルマ神殿に向かった。 さて、火乃木は今どこにいるのだろう？ あいつに出来る独自の調査っていったら、怪しい臭いをかぎ分けるとかくらいだと思うんだが。 火乃木の魔術に人外探索の魔術なんてなかったはずだし。 とりあえずは大聖堂に行ってみるか。事件は大聖堂で起こっているんだ。である以上、大聖堂に行くのが得策と言うものだ。 思い立ったが吉日。俺は早速大聖堂に向かう。 大聖堂の中央ホール。即ちこの聖堂の中心となるところだが、ここは昨日巡回で訪れたときと何も変化はない。 ２階と３階にテラスがあることも変わっていない。厳《おご》かな雰囲気漂うこの大聖堂にもう２週間以上もの間賊の侵入を許しているだなんてウソのように思えてしまう。 それでも事件は起こっている。今日は現れるだろうか……？ その犯人らしき『何か』は……。 この巨大な空間に階段に通じる扉は２箇所。大聖堂内に入って左右の壁に１つずつ。その扉に入るとすぐに階段がある。その階段のすぐ横には長い廊下があり、その廊下からいくつかの部屋への扉がある。 荒らされている部屋と言うのはこのいくつもある部屋のことなんだ。２階、３階も大体同じようなつくりになっている。で、その部屋の用途は物置だったり楽屋だったり、まあ色々だ。 昨日巡回していて分かったことだが、１つのフロアにはこの手の部屋が８箇所あり、２階、３階も同様の数があると言う。 つまり、合計で24部屋存在することになる。 そして２週間以内に１日おきで１部屋ずつ荒らしていったとするなら７箇所の部屋、つまり全体で３分の１の部屋が荒らされていることになる。 だとしたらあと４週間は同じことが起こる。 もちろん、これは単純計算だし、実際には１日に２、３箇所荒らして回っている可能性もあるから、断言できない。 そもそも犯人にとって何が目的なのかがはっきりしていない以上、ただ部屋を荒らしている数のことを計算しても無意味だろう。 侵入者が何を目的にしているのかさえ分かればもう少し明確な対処の仕方も出て来るんだが……。 とりあえず、動いてみるしかないよな。 俺は大聖堂右側の扉を開け、階段を上る。とりあえずは３階へ。 ３階への階段は少し長い。もっとも俺の体力なら大した消耗にはならない。だが、単純に時間がかかる。 で、１分程度階段を上り俺は３階のテラスから大聖堂を眺める。 「ク〜……高いな〜」 テラスから俺はそう言う。自分の声もかなり反響している。これだけ広い空間なんだから、当たり前と言えば当たり前なんだがな。 「鉄様？」 と、その時、聞き覚えのある声がした。俺はその声がした方に目を向けた。 疑問符がたくさん宙を舞ってますといわんばかりの表情のライカさんがそこにいた。 「どうされたのですか？ このような時間に」 ライカさんは笑みを浮かべてこちらを見ている。 けど、それはこちらの台詞でもあるんですよ。ライカさん。 「どうされた……は愚問だと思いますよ。俺はここで起きている事件を解決するためにいるんですからね」 「失礼致しました。確かにその通りですわね」 この人とはもう何度か合っているが、この人のぽやんとしたところがたまに演技ではないかと思えてくるときがある。 なんていうか……。どこまでが本気で、どこまでが冗談なのか、この人と会話していると、そのあたりが分からなくなるときがあるからだ。 いや、基本的にはこの人は職務に忠実なのだろうと思う。 例え、この人が潔白だったとしても、今の時点でそれを判断できる材料は俺にはない。だから、現時点で俺は侵入者である可能性がこの人。即ちライカさんが犯人であるという可能性を消し去ることは出来ない。ただ、それだけだ。 「そういう、ライカさんこそ。こんな時間にここで何をしていたんですか？」 あくまで自然に。疑っていると言うニュアンスを漂わせることなく、俺はライカさんに質問した。 「鉄様と同じ理由ですわ。この大聖堂内で起こっている事件解決のため、私《わたくし》も動いている……それだけですわ」 やはりいつもと変わらない、穏やかな表情で、ライカさんは言う。 まあ、そりゃそうだ。エルマ神殿に従事する人間にそれを聞くなんてそれこそ愚問だろう。 この人も俺と目的は同じなんだよな。それを百パーセント信じていいかはわからないけど……。 ……？ ひょっとして……。 「あの、鉄様？」 ひょっとして、エルマ神殿の人間全員が……今の俺と同じことを……？ 俺は初めてこの人を見たとき、とても優しそうで理知的な人物であるという印象を持った。 だが今の俺の中にある感情はそれと同じだと言えるのだろうか？ 今の俺の心にあるのは……疑う心……。つまりは疑心暗鬼。 『このままでは犯人を捕らえることかなわず、エルマ神殿内でも疑心暗鬼が進み、エルマの騎士としての精神を養うことも、出来なくなってしまう。そんな状況を打開するために、私は魔術師ギルドに恥をしのんで依頼したのです。もはやエルマ神殿内部で解決するには疑心暗鬼にとらわれた彼女達ではどうにもならないと判断したからです』 エミリアス最高司祭の言葉を思い出す。 当たり前のように受け止めていたけど、実際には当たり前なんかではない。 もし、もしもだ……。俺が火乃木からこの人……ライカさんが怪しいと言う情報を持っていなければ？ 最初に外部から来た侵入者なのか、内部の人間の反応なのかを考える。そしてもし内部の人間の犯行と言うことになった場合、俺は誰を疑うべきなのかがわからなくなっていたんじゃないか？ だとしたら……。 「鉄様？ 鉄様！」 ！ ライカさんの言葉に俺は現実に引き戻された。 「鉄様……。女性を前にして突然物思いにふけるというのは良い趣味とは言えませんよ」 「あっはっは。すみませぇん」 曖昧に笑ってごまかす。 「鉄様。昨日は大分頑張っておりましたから、少しお疲れなのでは？ しっかりした食事をとって、ゆっくりお休みしたほうがよろしいのでは？」 「そんなことありません。それに睡眠ならもう十分とりましたよ。そういうライカさんだって、しっかり寝るべきだと思いますよ」 「私《わたくし》は午前２時時からの仮眠で十分眠らせていただきましたので」 「そうですか。因みにこの後は何をする予定なんですか？」 「今は大聖堂内の見回りだけして、午後からは私服巡回ですわ」 「私服巡回？」 「ルーセリアは法と魔術の国。しかし、治安を乱そうとする輩《やから》は後を絶たないものです。そこで、法衣服で町中を巡回する者と、私服で巡回するものとに分かれて治安の乱れが指摘されている所へ赴《おもむ》いて、巡回するのでございます」 「あ、ひょっとして、二日前にアーネスカと出会った時って……」 「はい、２日前はちょうどアーネスカの巡回の日でした」 ってことはあの日アーネスカと出会ったのは偶然ではなかったのか？ いや、俺と火乃木があの店に寄ったというのも一種の偶然か。 「鉄様」 「はい？」 「私《わたくし》、他にやらねばならないことがありますので、これにて失礼致します」 「あ、はい」 ライカさんはそういい残し、その場から立ち去っていった。 さて、俺はどうするかな？ 「あ〜レイちゃんじゃない！」 ん？ 火乃木の声が聞こえる。けど、どこから……。 「ここ、ここ！ ここだよ〜！ レイちゃ〜ん！」 俺はテラスから身を乗り出して火乃木の姿を探す。と、火乃木は俺がいるテラスとは反対側の二階のテラスにいた。 「やっほう！」 やっほうって……。 「何してるんだ〜火乃木〜！」 「それはこっちの台詞だよ〜！ 寝てたんじゃないの〜！」 「もう十分寝た〜！」 「そっか。じゃあ、ボクもそっち行くから、待っててね〜！」 「え？ いや、別にこれから下に向かおうと思ってたから……」 別にいいぞ〜……と言う前に火乃木は階段に向かって行っちまった。 仕方ない……待とう……。 「はぁ……はぁ……。やあ、レイちゃん」 「おう」 「三階はちょっと……長いね」 「お前は相変わらず体力ねえな……」 「うるさい！」 「あはははは！」 「ムカー！ 笑うな！」 「クッ……」 俺は皮肉っぽく笑った。 「そんなことより……」 そして、マジな顔で火乃木を見る。 「ん？」 「お前も調査か？」 「うん、そうだよ。さっきまで２階フロアの部屋を１つ１つ見て回ってたの」 「ふ〜ん。それで、何か成果はあったか？」 「う〜ん……成果って呼べるものかどうかは疑問だけどね〜」 「別に大して期待してるわけじゃねえから、何かあったなら教えてくれよ」 「……言い方がちょっと引っかかるけど……まあ、いいよ」 火乃木がジト目で俺を見る。俺はそれをスルーしつつそのまま続ける。 「と、その前に場所を変えよう。ここなら声が反響するし、何より他のエルマの騎士に聞かれると厄介かもしれない」 「どうして？」 「な〜に、疑心暗鬼って怖いもんだな〜と思ったってだけさ」 今のところ、ライカさんが怪しいらしいって言うのは俺と火乃木しか知らないことだ。下手にエルマの騎士達に情報が知られるとライカさんが一方的に叩かれるかもしれない。 「……？」 「さあ、いくぞ」 俺はそそくさと３階の階段を下り始めた。 「あぁ、待ってよぉ！」 |
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